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マイルス・デイヴィス・カルテット

マイルス・デイヴィス・クインテットはアメリカのジャズ・グループ。1955年にジャズ・トランペット奏者のマイルス・デイヴィスにより結成される。メンバーは変更を繰り返したが、1955年から1959年までにディヴィスに加えて在籍したジョン・コルトレーン(テナー・サックス)、レッド・ガーランド(ピアノ)、ポール・チェンバース(ベース)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ドラムス)の5名は第1期クインテットと呼ばれる。1956年の作品『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』、アルト・サックスにキャノンボール・アダレイを加えた1958年の『マイルストーン』、そして1959年にはピアノをビル・エヴァンスに変えて作成した代表作『カインド・オブ・ブルー』など、歴史に刻まれる名盤を次々に発表する。1963年には体制を一新し、1964年のハービー・ハンコック(ピアノ)、ロン・カーター(ベース)、トニー・ウィリアムス(ドラムス)、ウェイン・ショーター(サックス)のメンバーで第2期クインテットと呼ばれる体制に落ち着き、この編成は「黄金カルテット」とも呼ばれている。この時代には1965年の『E.S.P.』や1967年の『Miles Smiles』、1968年の『Nefertiti』などの名盤を発表している。そして1969年の前半にクインテットは事実上の解散となった。


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