バニー・ウェイラー

バニー・ウェイラー、本名ネヴィル・オライリー・リヴィングストンは1947年4月10日、ジャマイカのセント・アン教区にある町ナイン・マイルズで生まれた。そこで2歳年上のボブ・マーリーと出会い、親友となる。キングストンのトレンチタウン地区に引っ越した後、2人の若者は他のミュージシャンと出会い、スカとロックステディのグループ、ジュヴナイルズを結成。ボブ・マーリー、ピーター・トッシュとともに、バニー・ウェイラーが結成したグループ、ザ・ウェイラーズの壮大な物語に貢献し、彼らが世界的にブレイクするまで、その象徴的なメンバーであり続けた。アルバム『Catch a Fire』と『Burnin'』は、特に当時アイランド・レーベルのトップだったクリス・ブラックウェルの先見的な才能のおかげで、1973年から世界中にレゲエを広めた。飽き飽きしたバニー・ウェイラーがついにグループを脱退し、ピーター・トッシュもすぐに脱退したため、ボブ・マーリーはウェイラーズと2人きりになった。バニー・ウェイラーもソロ活動に乗り出し、1976年にファースト・アルバム『Blackheart Man』をリリース。最初の海外ツアーに出るまで10年かかったが、彼の才能をアピールすることはほとんどできなかった。しかし、彼のアルバム『Time Will Tell: A Tribute to Bob Marley』と『Hall of Fame: Tribute to Bob Marley's 50th Anniversary』は正真正銘の名盤となり、それぞれ1990年と1995年のグラミー賞を受賞した。バニー・ウェイラーといえば、ウィリー・ネルソン、トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ノー・ダウト、ベン・ハーパー、ボニー・レイット、マヌ・チャオ、そしてザ・ルーツ、ライアン・アダムス、キース・リチャーズ、スカタライツといったミュージシャンたちとの共演に招かれることも多く、スカ、ロックステディ、レゲエ、リズム・アンド・ブルースといった彼の幅広い音楽スタイルは、時には同じ年に4枚のアルバムをリリースするほど（1981年：Dubd'sco Vol 2、Rock'n'Groove、Sings the Wailers 、Tribute）。2021年3月2日、ジャマイカのキングストンで死去、享年73歳。

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