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アナトール・フィストゥラーリ

1907年8月20日、ロシアのキエフ生まれの指揮者。1995年8月25日、ロンドンにて没。オペラ指揮者だった父から音楽教育を受けた。7歳での「悲愴」交響曲を暗譜で、13歳でオペラ『サムソンとデリラ』を指揮して、神童と騒がれる。33年、大歌手シャリアピンに認められ、パリのシャトレ座のロシア・オペラ団専属指揮者に迎えられる。37年からのモンテカルロ・ロシア・バレエ団の常任指揮者を経て、43年、ロンドン・フィルの首席指揮者に就任。46年、ロンドン・インスティチュート管弦楽団を組織してその指揮者も兼任。48年にはイギリスの市民権を得て、その後イギリスやオランダを中心に活躍した。色彩感あふれるバレエ音楽を得意とし、とりわけチャイコフスキーの「白鳥の湖」におけるエレガントなロマンティシズムには定評があった。
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