When I Have Fears

The Murder Capital

発売日 : 2019/08/16 レーベル: Human Season Records
メインアーティスト : The Murder Capital
ジャンル：オルタナティヴ＆インディー
フューチャー： Qobuzissime

提供音質

24-Bit/44.1 kHz ステレオ

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新しいポスト・パンクの震源地、アイルランド・ダブリン。リハーサル・スペースをともにしたフォンテーヌD.C.とガール・バンドに続き、5人のアイルランド人、ザ・マーダー・キャピタル(The Murder Capital)と、その閉塞的な都会の不安がここにある。彼らはポスト黙示録的で、優しく、激しく、そしてエモーショナルだ。ジョイ・ディヴィジョン、ザ・キュアー、フガジといったバンドからの影響を受けた彼らの1stアルバムのタイトルは、有名なジョン・キーツの詩にちなんで『When I Have Fears』と名付けられている。フロントマンのジェイムズ・マクガヴァンは雄弁にこのように語る。「BPM170の10 曲のパンク・ソングのアルバムを書くのは簡単だけど、音楽は、ぼくたちの頭の中にあるものを反映したものでなければならず、それほど長く怒り続けることは不可能だ」。陰鬱なロマンティシズムと怒りの爆発のあいだで共有されるこのマニフェストの根底には、彼の社会政治的な要求がある。本作『When I Have Fear』の始まりは、あるトラウマ的な出来事であったと彼は語る。「親友が二月に自ら命を絶ったんだ。だからぼくはアイルランドの精神医療に対する軽視を反映させたかった。不必要な死は、国の怠慢、あるいはぼくたちの社会の一般的な感情的な知性によって引き起こされている。ぼくの友人は、必要な援助を受ける余裕がなかったんだよ」。
このダークなバリトンのペンは、アイルランドの文学的遺産をもとに、アルコール中毒やハード・ドラッグによって分断されたコミュニティでさまよう若者たちを痛烈に描いている。彼の言葉は、最も不吉な緊迫感を伝えるために、必要なものだけを削ぎ落としたシャープなアレンジによって強調されている。それにしても、ディアムイド・ブレナンの砕けるようなドラム（なんというハイハット・プレイだろう！）や、「How the Streets Adore Me Now 」におけるピアノと幽玄なつぶやきは、バンドが2000年代のポスト・パンクの形式的枠組みから自由になれることを示している。『When I Have Fears』は100％ダブリンのレコードであり、誠実さと力強さを失うことなく、冷たさと悲惨さを超越している。繊細でありながら眩しいQobuzissimeだ。© Alexis Renaudat/Qobuz

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When I Have Fears

The Murder Capital

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