TREE, FORESTS tribute to RYUICHI SAKAMOTO

Goro Ito, Jaques Morelenbaum, Paula Morelenbaum

発売日 : 2025/06/25 レーベル: Universal Music LLC
メインアーティスト : 伊藤ゴローパウラ・モレレンバウムジャキス・モレレンバウム
ジャンル：ジャズ

提供スペック

24-Bit/96 kHz ステレオ

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巨星の逝去から早くも2年となる今年（2025年）、ギタリストで作／編曲家、プロデューサーの伊藤ゴロー、チェリストのジャキス・モレレンバウム、ボーカリストのパウラ・モレレンバウムという坂本龍一に縁の深い3人によるトリビュート・アルバムが届いた。全9曲中、坂本の楽曲が7つ。加えて、アントニオ・カルロス・ジョビン「Fotografia」、伊藤とパウラの新曲「Fragmentos」を収録している。まず目を引くのは細野晴臣が参加した冒頭の「Happy End」。Yellow Magic Orchestraのアルバム『BGM』にも収録されたこの曲で、かつての盟友がニュアンスたっぷりにエレクトリック・ベースを弾いている。2曲目の「Tango（Versão em Português）」でパウラが登場。この鮮やかなブラジリアン・テイストは、例えばアルバム『UTAU』での大貫妙子の歌唱と対比するのも面白い。マリンバやパーカッションなどで参加した角銅真実（かくどう・まなみ）のハスキーなボーカルをフィーチャーした「美貌の青空（Bibo no Aozora）」も出色で、どこまでも寒色の景色が広がるこの曲に、あたたかな光が当たるのが見える。そして、落涙必至の「Sayonara」が9曲目なのはありがたい……。これはきっと伊藤ゴローの優しさなのだろう。その他、映画『ラストエンペラー』のサントラがオリジナルの「Rain」、裏庭で戯れる3匹の猫を表現した「M.A.Y. in the backyard」（アルバム『音楽図鑑』収録）、YMOのアルバム『浮気なぼくら』収録の名曲「Ongaku」をカバー。前述の角銅のほか、サポートを務めた佐藤浩一（Pf.）、小川慶太（Dr., Perc.）、伊藤彩（Vc.）の演奏も素晴らしい。 @Noboru Yamamoto / Qobuz

TREE, FORESTS tribute to RYUICHI SAKAMOTO

伊藤ゴロー

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Happy End

伊藤ゴロー