Sibelius: Symphonies 1-7; Tapiola; 3 Late Fragments

Oslo Philharmonic Orchestra, Klaus Mäkelä

発売日 : 2022/03/25 レーベル: Decca Music Group Ltd.
メインアーティスト : オスロ・フィルハーモニー管弦楽団クラウス・マケラ
ジャンル：クラシック
フューチャー： Qobuzissime

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2021年、デッカは新たに若手指揮者クラウス・マケラ（Klaus Mäkelä・1996年生まれ）との契約締結を発表した。パリ管弦楽団から2021年秋からの音楽監督に任命された直後だった。デッカは、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーで多くの音楽家たちに重要な役割を果たしたヨルマ・パヌラの教え子であるこの指揮者と数十年ぶりに契約した。加えて、シベリウスの7つの交響曲全集を携えて録音界に登場するというのは、大胆な冒険である。特に複雑なこの交響曲全集の各作品はユニークだ。

オスロ・フィルハーモニー管弦楽団は、1990年代初頭にマリス・ヤンソンスとEMIに録音した4つの交響曲（第1番、第2番、第3番、第5番）を除けば、ほとんど録音しておらず、その録音は残響の多い音に悩まされていた。このデッカの録音ではそのようなことはなく、技術チームが驚くべき録音を行った。聴き手は、シベリウスの管弦楽曲のすべて、特にテクスチャーの深みを感じ取るだろう。クラウス・マケラが、適度なテンポのビジョンの中でバランスを取り（交響曲第1番）、数々のポリフォニックなやりとりを見事にこなしているのだからなおさらだ。ここには衝撃的なコントラストや爆発的なブレイクはない。クラウス・マケラの身振りは極めて穏やかで、落ち着いている。この指揮者は、作曲家のリズムのうねりをあまり受け入れないし、印象的な荘厳さで幅広いラインをフレージングする（交響曲第3番のフィナーレ）。クラウス・マケラは、ここではオーケストラ・パート同士のコントラストを際立たせていない。ノルウェーのオーケストラの絹のような性質に顕著な敬意を払いながら、彼は常に融合をもたらそうとし、声楽パートとの音色の連続性を促している。シベリウスの最も暗い時期に作曲された交響曲第4番でさえ、クラウス・マケラの指揮のもとでは、ほとんどが明るく、デッカ（1963年）のエルネスト・アンセルメやBBCレジェンド（コンサート、1954年）のサー・トーマス・ビーチャムの演奏とは大きく異なる。

このシベリウスの7つの交響曲は、全体を通して幸福感への欲求が特徴となっているが、指揮者のビジョンの一貫性と彼の演出の贅沢さが、この特徴をさらに際立たせていることは間違いない。© Pierre-Yves Lascar/Qobuz

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Sibelius: Symphonies 1-7; Tapiola; 3 Late Fragments

オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

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Symphony No. 1 in E Minor, Op. 39 (Jean Sibelius)

I. Andante, ma non troppo - Allegro energico

00:11:49

Oslo Philharmonic Orchestra, Orchestra, MainArtist - Jean Sibelius, Composer - Jørn Pedersen, Producer, Editor, Recording Producer, StudioPersonnel - Dominic Fyfe, Producer, Executive Producer - Åsgeir Grong, Recording Engineer, StudioPersonnel - Klaus Mäkelä, Conductor, MainArtist